夫VS妻
こんにちは!
WEBライターをやりながら天職を追求する主婦、ドラタケちゃんです♪
書くことが好きで、ブログで執筆を練習中。
日頃からダンナ様に何の遠慮もしない私。
心の奥底に「懺悔(ざんげ)」の気持ちがあるからなのか。
よくダンナ様に捨てられる夢を見ては、朝起きたら涙がたまっていたり。
ダンナ様に自分がベタベタして、年甲斐もなく甘える夢を見たりする。
そのうち天罰が下るのか!?
ダンナ様はどんな夢を見るのだろう・・・。
そう思って聞いてみた。
「大量のゴキ〇リが出て逃げ回っていた」注:これは夢の話です
聞いた日が間違っていた。
次の日にもう一度聞いてみた。
「大きな蜂が襲ってきた」
何か嫌なことがあって疲れていたのかもしれない。
さらに次の日にも聞いてみた。
「耳がかゆくて、耳ほじったら虫が出てきて・・・」
さすがの私にも限界がきた。
「そんなに虫ばかりの夢を見るの?」
ダンナ様はどうやら夢をあまり見ないか、覚えていても虫の出現率が高いらしい。
そこまでとは気になる。
夢占いとやらを、いくつか調べてみた。
・・・大変!!!
なんと、ほとんどの夢占いが「過多のストレス」「コンプレックス」「危険信号」
占いなんて、都合の良いことしか信じない私が、超絶動揺。
ダンナ様、なにゆえわたくしにご相談なさらぬのですか?
きっと、わたくしが日頃から横柄な態度で至らぬ妻だからですか?
今思えば、ダンナ様はトイレでもお風呂でも何やらブツブツ言っている時がある。
ちょっとアブナイ奴だと思って、今までは聞いていないフリをしていたが、ひょっとすると追いつめられているのかもしれない。
急にしおらしくなった私は(自分で言う)、ダンナ様の行動に細心の注意を払うことにした。
でもそんな時に限ってブツブツ言わなくなったダンナ様。
私の「やましい」腹の内を察したのか。
いつしかすっかり忘れていたある日、私は夕飯の支度をしながら、気が付けば三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」を歌っていた。
ダンナ様はお風呂中。
私の歌がサビに入り絶好調になった。
「♪じんせ~いち~どき・り・どぅりーむつか~みた~いから~いまーっ!!♪」
とそこで、ジャガイモを茹でていたレンジが「チーン」となったので、私はN〇Kのど自慢大会の1つ鐘を鳴らされたような切ない気持ちの中、歌を止めてジャガイモを取り出した。
途中、久しぶりに風呂場からダンナ様がブツブツ言っている声が聞こえてきた。
(しまった!!油断していた。今こそ私がダンナ様の胸の内を聞いてあげよう。)
思い立った私は、ダンナ様が「独り愚痴」を言っているであろう風呂場へ行き、耳を傾けた。
「♪ほぉ~しいい~ぞぉ~らぁあ~の~した~♪フ~フ~イエ~♪」
ズッコケた。
やられた。
ヤツは私の気も知らず、ルンルンで歌っていた。
しかも私の歌声はよほど大きかったのか、私の歌の続きを歌っていたようだ。
(今夜も夢で虫に襲われろ!)
心の声は出さず、我慢した。
その夜、大イビキをかいて寝ていたダンナ様に、翌朝たずねた。
「昨夜は馬みたいに鼻を鳴らして面白いイビキだったよ(笑)爆睡ってことは虫の夢は見ない?」
するとダンナ様が言った。
「最近あまり夢を見ないよ。それより昨日のドラタケ(筆者)も面白かったよ。鼻がピープー鳴って『ウヘ』って笑っていた。」
嬉しそうにニタニタしているダンナ様。
(今夜は夢でライオンに食われろ)
私の数週間の心配を返せー!!←たった数週間
と、それからさらに数日後の昨日。
不機嫌そうなダンナ様のご機嫌取りを探る私に、思いもよらないダンナ様からの謝罪があった。
「仕事でイライラしてた。ごめん。」
ちょっとそんな気はしていたが、どうやら仕事で何かあったようだ。
「何かあったの?聞くよ」
たまたま心に余裕があった私が、聞き役に徹しようとすると、意外な言葉が返ってきた。
「大丈夫。考えてみれば、ドラタケは前の会社でもストレスがあったはずなのに、家に持ち帰らなかったよね。面白いネタ以外、自分の仕事の話をしなかった。オレも努力するよ。」
私は驚きのあまり慌てた。
「私こそごめん!ライオンに食われろなんて言って。」
しまった。
心の声を自らバラして墓穴を掘った。
ダンナ様は眉をひそめつつも、満足げに夕飯を食べ始めた。
長らく作っていなかったコロッケだったから嬉しかったのか、5個もたいらげたダンナ様。←どんだけジャガイモ好き?あ、それ私だ。
ちょっと心配になって思わず「歳を考えて!食べ過ぎ」と注意した。
「ほ~い」
相変わらずダンナ様は、子供のような返事をした。
彼は食べたお皿はキッチンに持って行くが、「ここに置かないで。これは重ねないでね。」と、念を押す私の注意を2つとも聞かない。
私がするからいいよ、と優しく言っても聞かずに繰り返す。
昨日も相変わらず私に注意されると、
「ごめんなさ~い、ドラタケちゃ~ん」
この「ごめんなさ~い」は絶対聞くつもりのない「とりあえずオレが謝っておけば良い」の謝罪。
わかっている。
そなたは私を、掌で転がしていらっしゃるおつもりでしょう。
でも実際に掌で転がされているのは、そなたである。
そして私は今日も「食器を持って行ってくれてありがとう」と言って、ニコッと笑うのだ。
そろそろ独自ドメインで有料ブログにしたいな~。
アクセス気にしない人がやっても、赤字一直線・・・か;