子供の頃、送り盆が一大イベントでした
こんにちは!
主婦ライターのドラタケちゃんです♪
書くことが好きで、ブログで執筆練習をしております。
そして自分にとっての天職を追い求めています!
みなさん、お盆休みいかがでしたか?
ここ奄美大島では、今がお盆です。
旧盆でして、昨日がお迎えでした。
昨日は久しぶりに妹と甥っ子たち、そして母と一緒に「母の兄妹一家」へ挨拶廻りをしてきました。
オジやオバには、私が幼い頃、家庭の事情でしばらく厄介になったことがありました。
そのため、お礼参りの意味もあり毎年、御佛前をお供えします。
お盆って、テレビで拝見すると地域によって様々なんですよねー!
そこで今回は子供の頃の「お盆」にまつわる思い出です。
むかしむかし、まだ私が小学校中学年くらいだった頃(笑)
「送り盆」が一大イベントでした。
それでも・・・
イトコに会える!
マンガが読める!(イトコの家にはいっぱいあった!)
泳げる!
色んな楽しみがありました。
朝から父の実家に行って、イトコと遊んで。
周辺にヤギがいたから見に行って。
お昼ご飯は祖父が漁で獲った魚のお味噌汁など、魚介づくし♪
祖母のポテトサラダも美味しかったな~。
畑で農業体験をしたり、近くの海で魚を触ったりもした。
色んな体験をさせてもらったなー。
お盆の日って、海に入ってはいけないと言われていたけど・・・
私も含め、子供たちは皆、普通に海に入ってた(笑)
それが田舎なのか!?(怒られていたけどね)
父方のご先祖様をお墓まで送ったら、次は母の実家へ。
母方の実家の地域のお盆風習は「早く迎えてゆっくり送る」。
なので送り盆の日は、母の実家が最後です。
早めに行って子供たちを遊ばせて、夜にみんなでお墓に行くというパターンです。
実はここからがテンションMAX(笑)。
母は5人兄弟ですが、5人とも島に在住です。
だから、兄弟が揃うと子供たちは総勢12名!!
子供年齢が「5歳から15歳」くらいの時がピークかな。
5分おきに子供がケンカしたり、物を壊したり。
私の妹はカミソリで指を切って病院行きになりました(笑)
(しかも泣かずに指を見つめていたカオスな妹)
母の実家も歩いて海に行けるので、子供たちは「ちょっとだけ」と言い訳して、すぐ海に行き「ずぶ濡れ」になります。
結局ここでも普通に泳ぎ、遊んで叱られます(笑)
ここの海のお楽しみポイントが堤防。
堤防から「飛び込み」を始めます。
しかも「足がつかない」深さ!
回転しながら飛んだり、年上の兄ちゃんに投げられたり。
アホみたいに飛び込みます(笑)
泳ぎ終わったら帰って水浴びして、すぐキッチンにダッシュです。
料理上手なオバたちが料理を並べています。
オジたちは野球観戦と酒盛りで上機嫌です。
子供たちはすぐ「つまみ喰い」をしてまた叱られます。
奄美の郷土料理でもある「あおさの天ぷら」「餅の天ぷら」
でもやっぱり一番忘れられないのは「エビフライ」
オバが作る料理はどれも絶品!!!
(母じゃないです、オバです)
そして、みんなで夕飯を囲んで団らんのひととき。
食べ終わったら片づけたりして、夜の9時くらいに出発です。
遅い時間に送るというのがこの地域の伝統。
真っ暗い中、誰かとすれ違っては、懐中電灯や提灯を照らし合って、
「あげ~、ヨ~リヨ~リじゃや~」
(あら~、ゆっくりゆっくりだね~)
と声を掛け合います。
この地域性が大好き。
歩いている途中で、イトコの誰かの提灯が必ず燃えます。
(必ず目にする光景だよね)
お墓に着いたら、直系のご先祖様をお参り。
そしてご先祖様のご親戚とかで、他にも数か所にお線香をあげ、お参り。
最後はお墓を出る際に、厄払いの焼酎を少々頭にかけます。
家に帰りつき、一息ついた頃、夜の10時頃には町内放送。
「これより、集会場前にて8月踊り(盆踊り)を開催します」
みんな元気です(笑)
時には盆踊りに行ったり、時にはイトコたちで花火をしたり。
あれからウン十年。
今の私は夫と義父母との二世帯暮らし。
この家でお仏壇を守っています。
夫の親戚はなかなか帰省が難しいようで、毎年私達4人だけでひっそり、おごそかにお盆を過ごしています。
それはそれで良いのです。
でも、昔を懐かしむ気持ちも何だか心地良い。
(自己陶酔!?)
「母やオバ達は、毎年みんなで色々準備してくれていたんだな~」
「あの頃が懐かしいな~・・・」
もう二度と戻ることはできない「あの頃のお盆」
大切な、大切な思い出です。
では!
今日もあなたとのご縁に尊尊我無
(トウトゥガナシ=感謝)★ミ