電話応対はネタがつきない。ヘンタイ電話をひと言で撃退した後輩女子!
先日、重要なタイトルを間違えました(笑)
「窓口接客は、人気力と妄想力の経験値が上がる」
思わず修正しましたが、人気力ではなく「人間力」でした(笑)
ということで気を取り直して、今回は続編です。
窓口業務は事務業の一環。
電話応対も大事な仕事だ。
この電話応対にも、いろんな思い出がある。
クレームもあれば、間違い電話もあった。
電話に出て名乗る前に「バカヤロー」と言われて切られたり、「はい。〇〇です。」と私が名乗っている最中に「出前注文」をされたり。
「電話をかけた相手」を確認する余裕が無い人は、案外多いものである。
特に旅行業の頃の間違い電話はひどかった。
電話番号自体が、役所と1ケタ違い。
そのため役所と間違われ「内線〇〇番お願いします」とか「建設課へ繋いでください」と言われることもあった。
だが全く意味が分からない間違いは対応に困る。
唐突に「ナース、ナース室に!!〇〇の手術の日の件で話があるからさー」と言われた時は焦った(笑)
あまりに慌てた口調の男性。
私は勇気を出して話を遮った。
「すみません・・・〇〇会社の〇〇と申しますが・・・」
男性は驚いた様子でこう言った。
「あ、オレどこにかけた?あ、そうそう旅行会社!すみませんね。〇〇病院の〇〇です。航空券の手配で電話したんだった。ハハハ。内線でナースに繋いでもらっているつもりで・・・」
なんと、とある病院の院長先生だった。
内線をかけたつもりかいっ!!
慌て口調で謝っていたが、医者ってスケジュールが多くて本当に大変なんだな、と思った。
いろんな電話応対で、相手を妄想するのも楽しかったが、悲しい出来事もあった。
それは会社同士の合コンでのこと。
「旅行会社って、そっちは確か留守電入れてるよね?」
とメンズに質問された。
・・・嫌な予感がした。
実は私が勤めていた旅行会社は、船会社の代理店でもあった。
毎日留守電に「船の入出港時刻案内」を録音し、終業後にその録音ガイダンスを流す習慣があったのだ。
ここで同業者のパートナーの女子がまさかのネタばらし。
「そうよ!その留守電、彼女(筆者を指して)と私が入れてるけど~!」
合コン相手のメンズたちはノリがよろしい方々で・・・
「あ゛---!!マジで~?知らなきゃ良かったーーー!!!」
期待どおりのショックなリアクションを見せてくれた。
メンズ達よ・・・
それが現実だ!!!
私が妄想して喜んでいるように、私の電話応対や留守電にも妄想している人がいる。
そこには、悲しい結末しか無いのだが。
ところが・・・
そんな数々の妄想力なんかに、到底及ばない強者がいた。
別部所で窓口業務を担当していた後輩の女の子。
当時、一定の時期になると「ヘンタイ野郎からの電話」がかかってきた。
まだ電話応対の経験値が浅い私には、ハイレベルだった(笑)
「ねぇねぇ、今日はどんなパンツをはいてんの?何色?」
こんな電話が本当にあった。
見えない受話器の先のヘンタイ野郎なんて、気味が悪すぎて妄想どころではない。
すぐ受話器を切った私。
だがヘンタイ野郎は、怖がって電話を切られるのが、どうやら快感らしい。
必ず、連続でかかってくる習性があった。
そんな私を心配した後輩女子は「次は任せて!」と、ヘンタイ野郎の2回目の電話を取った。
ヘンタイ野郎は同じ質問をしたらしい。
すると彼女はなんと・・・
「パンツ、はいていません!!!」
と言いきって電話を切ったのである。
私は度肝を抜かれた。
ヘンタイ野郎相手にまさかのノーパン宣言。
「ヘンタイ野郎だから、ノーパン宣言は喜んでまたかけてくるんじゃ・・・」
怖がった私。
そんな私に彼女は笑いながら「(パンツ)かぶっています、の方がウケたかな」と言ったのだ。
ヘンタイ野郎からの電話を楽しんでさえいた彼女に、私は心底「ヤベーやつ」だと思った。
彼女には敵わない!!
彼女は「大丈夫です! 次かかってきても任せてください!」
余裕の表情でそう言った。
ヘンタイ野郎はそれ以降、電話をかけてこなくなった。
ぶっちゃけ、ヘンタイ野郎からの3回目の電話を期待した自分がいる。
後輩女子が、今度はなんて答えるのか、聞いてみたいと思った。
残念ながら、聞くタイミングがなかったのだが。
後にも先にも、この後輩女子を超える強者に出会ったことはない(笑)
風の便りで、彼女はママになり、良い家庭を築いていると聞いた。
きっと彼女は頼もしいママになっているだろう。
今、たまに自宅にかかってくる押し売りの迷惑電話。
あの時の後輩女子に、押し売り電話の応対法も聞いておくべきだったと、つくづく思う私である。
以上!
ブログで執筆練習をしながら、天職を追い求めている・・・
そんな主婦ライターのドラタケちゃんでした♪
今日もあなたとのご縁に尊尊我無
(トウトゥガナシ=感謝)★ミ