座右の銘は「万里一空」です

ドラムがちょっと叩けるタケちゃんの人生追求ブログ

小学校に指導に行ったら神になった件

「ドラタケさん!!色々教えてくださって本当にありがとうございました!!ちょっと、今日は失敗もしたんですけど、前よりはうまくなったので^^・・・」

 

とある小学校の器楽バンド打楽器担当Nちゃんが、足早に駆け寄ってきて私にそう言った。

ハーフのようなかわいいルックスの子。(純日本人らしい)

6年生である彼女にとって、この器楽部では最後となるコンサート。

そのコンサートに行ったとき、言われた言葉。

 

こんななんちゃってドラマーの私に、まさかの「パーカッション(打楽器)指導」のお話をいただいたのは数年前。

それから、たまにだが指導に行っている。

 

ぶっちゃけ、子どもだしいっか~なんて軽い気持ちで受けた。

 

なにしろ依頼者の顧問や父兄は、私が所属するアマチュア楽団の団員!

私に任せてくれるし、安心。

 

顧問や父兄である団員の依頼により、数年前から2校を指導することになった。(偉そうに言うけど、本当に行ける時だけ)

 

今回はそこで出会った、Nちゃんという少女が「私をえらく崇拝してくれている」というお話。

 

Nちゃんとの出会いは昨年。

だが、私は練習を数回教えたきり、指導にはなかなか行けない日が続いていた。

 

実はNちゃんはもう最後。

6年生であるため、楽団員でもある父兄夫婦から卒業コンサートの指導をとお願いされたが、私が練習に行けたのは今年に入ってからだった。

 

小学生に楽器の奏法を教えるのは、難しくもあるがとっても楽しい。

 

なぜなら私が「大スター」になれるからだ!!

 

ドラムの楽譜にあるフレーズを教えるために叩いて見せるだけで、他のパートの子どもたちまでが一斉に注目する。

決まって「すげー!」とか「おー!」と小声が漏れる子どもたち。

中には練習中だというのに、近づいてきて私の手元を見る子もいる。

 

シロフォン(木琴)を教えてもグロッケン(鉄琴)を教えても、何もかもが「まるで初めて見た」かのような反応。

 

すごく気持ちいいwwwww!!!!!

 

実際はOBOGの中学生にも教えてもらっていると思うが。

 

中でもとある小学校のNちゃんは別格

 

なんと家で、母親に「ドラタケさんは神!!」と言っているらしい。

 

Nちゃんは私が練習に行くと、満面の笑みで挨拶してくる。

今時の子には珍しいくらい、立派な敬語を使う。 

 

土曜日の練習に私が行くと分かると、オシャレをするらしい。

 

練習日などのやりとりをする楽団員父兄の話によると、毎回のように

「今日はドラタケさんいないの?」

「次はドラタケさん、いつ来ますか?」

とたずねる。

私がいる時といない時では、明らかに表情が違うそうだ。

 

打楽器にはもう一人、鍵盤(木琴類)を担当している男の子がいる。

彼にも頼まれて指導していると、途中でも容赦なく「ドラタケさん!ここが分からないんですけど」と割って入ってくる。

まるで嫉妬でもしているかのように。

 

ここまで慕われると私もつい、彼女には特別な感情を抱いてしまうが、表に出さないよう頑張った。

「他人の子どもがこんなにもかわいいのに、自分に子どもがいたら、どんなに甘やかしてしまっただろう」

そんなことまで考えたものだ。

 

だが同時に、大きな懺悔の気持ちが湧いた。

「こんなに熱心に・・・。もっと早く来て教えてあげていたら・・・。」

 

何度も謝ったがNちゃんは、いつもニコニコ嬉しそうに「来てくれて嬉しいです!今度いつ来れますか?」

決まって同じことを聞く。

 

そんなNちゃんにとっての卒業コンサートは無事終わった。

 

教え始めた頃に比べ、格段に良く、ちょっと間違っても絶対にドラムを止めず、最後までやりきった。

緊張していたようだが、テンポキープもフィルインも見事だった。

 

全てのステージが終わり、お客さんのお見送りも終えたNちゃんは、すぐ私を見つけ駆け寄った。

「ドラタケさん、本当にありがとうございました!」

 

ちょっとした失敗を彼女は悔いていたが、私は感動で涙したことを伝えた。

 

そのくらい彼女は、わずかの期間で大きな成長を遂げた。

(約2ヶ月だけど、実質は2週間もない)

 

私の指導の成果を発揮した彼女は、ちょっと失礼だが私の作品のようなものだ。

 

最後にちょっとしたプレゼントを渡したら「必ずお返ししますから!」なんて目をキラキラさせたNちゃん(笑)

大人にお返しって・・・(笑)

 

その後Nちゃんのママにも会って、ママからもお礼を言われた。

ママに「お返しなんてさせないで下さい」と伝えた。(笑)

 

恐らく私より年下であろう、ママちゃんも日本人離れした端正な顔立ちの美人ママ!

そのママが「Nは家で、ドラタケさんを神だと言っているんですよ(笑)かなりリスペクトしていますよ!」

 

Nちゃん本人のママに言われて、初めて彼女の愛が大袈裟ではないと知った。

 

Nちゃん、私を大スターにしてくれて、ありがとう。

私のことも成長させてくれて、ありがとう。

Nちゃんみたいな子どもが欲しいな!と切実に思う(笑)

 

最近実は嫌なことがあった。

ダンナちゃんも私も苦手なオバサンが来て、鍵を開けたらズカズカ中に入って来て、自分の息子夫婦に「中に入れ」と。

田舎ではよくある光景だが、このオバサンだけは苦手。

 

私はダンナちゃんのご両親と二世帯住宅。

 

姑はオバサンの義姉。

オバサンは、たまーに「近くまで来たから、自分の孫を自慢しにきた」と平気で言う人。

私たち子どもがいない夫婦の前で、孫のいない姑さんの前で、デリカシーのないことを言う人。

 

その日も、息子夫婦と近くに用事があったと、帰り途中ウチに来た。

ただ孫を自慢したかったらしい。

 

大人な対応を取ったけど、ポジティブな私もさすがに・・・だいぶへこんだ。

私、姑さん大好きだから。

こんな時でも穏やかで、ニコニコしている仏のような人。

オバサン、私だけにしてよ、自慢は。

 

だけど、こんな奴のために恨み妬みの人生にしたくないから、ここだけで我慢する。

 

Nちゃんや、他の子どもたちみんなや、私のかわいい甥っこたちに癒されているんだから!

また、小学校の指導を頑張るよ、私。

 

以上!

ブログで執筆練習をしながら、天職を追い求めている・・・
そんな主婦ライターのドラタケちゃんでした♪


今日もあなたとのご縁に尊尊我無
(トウトゥガナシ=感謝)★ミ