SingSingSingのドラム悩みを解決!!
社会人編成の小さな吹奏楽団で打楽器(ほぼDrumus)を担当しているドラタケちゃんです。
最近、クリスマスコンサートがあり、ブログでも反省会を終えたところですが・・・
クリスマスコンサートで、久しぶりに「SingSingSing」を演奏しました。
これは、クラリネット奏者の女子と私の「リベンジ」でした。
とある演奏会で互いに自分の演奏する箇所に納得できず・・・
楽団では数年置きに挑戦している曲ではあり、私も年齢とともに度胸がついてきたせいか、今年は無事成功しました!
クラリネット担当のNちゃんもギリギリまで何度も練習していた甲斐あって、とっても良かったー!!
今回は「SingSingSing」を何度か経験した私が、Drumus担当あるあるや、悩み解決法を書き尽くしたいと思います。
- 1.Drumsあるあるその①「楽譜落ち」
- 2.Drumsあるあるその②「SinSingSing」はドラム担当者に全任せ
- 3.楽譜と同じ音源のソロをとにかく聞きこむ
- 4.Fill inはどんなフレーズが良い?
アマチュア打楽器担当者ならではのマニアック視点が入りますので、興味のない方には飽きる内容です、ご注意ください(笑)
1.Drumsあるあるその①「楽譜落ち」
Drumsの楽譜は、吹奏楽のものしか拝見したことがありません。
バンドのものは分かりませんが、とにかく困るものが2つあります。
1つはFillin(Fill in)またはad lib.という記載が多いこと。
(フィルインまたはアドリブ)
フィルインは「ふさぐ、埋める」といった意味を持ちます。
ドラム奏者の中では「おかず」とも言われ、曲のちょっとした合間にシンバルや手数をプラスし「曲に箔をつける」といったイメージ。
もう1つは繰り返し記号が多いこと。
「÷」または「%」に似たこの記号は、直前の1小節を繰り返すということです。
「SingSingSing」は、なんとこの2つの要素がふんだんに使われている楽曲です。
これがどういう問題を抱えるかといいますと・・・
①アドリブは自分で考えなければならない
②繰り返し記号が多いほど、途中でどこを演奏しているか見失う
このプレッシャー分かってもらえますか?(笑)
特に後半、トランペットのソロが30小節余りあって・・・
ドラムソロを1回挟んでのクラリネットソロが50小節余りあるのです!!
ソロとドラム以外の管楽器は休憩タイム。(笑)
休憩タイムの管楽器の一部に聞いてみました!!
「ふと思ったんだけど、この休符の間、みんなやっぱり楽譜の小節を数えているものなの?」
するとほぼ8割が・・・
「ぶっちゃけ分からなくなるから、ドラムを頼ってる(笑)」
2.Drumsあるあるその②「SinSingSing」はドラム担当者に全任せ
なんと!!
「SinSingSingSing」の場合は、ソロ担当も他の管楽器も、ドラムを頼っているそうです(笑)
アマチュアなもんで、私は自分がどこを演奏しているか、見失わないため「法則」を作っています。
小節中「4の倍数または8の倍数」で「Fill in」つまりアドリブを入れることです。
これは音楽の基本法則ともいえるのではないでしょうか?
指揮者がいなくなってしまった今では、皆、私のドラムに慣れてくれて、この法則をフル活用しているそう(笑)
「SinSingSing」も、特に後半の長いソロの間は、私の法則で「だいたいこの辺」を把握するということでした。
ちなみに、クラリネットソロの最後のハイトーンで必ずシンバルを入れる法則もあります。
今思うと・・・
練習中で、私が小節を数え間違い、変なところでシンバルを入れてグダグダになったことがあった!(笑)
いかに皆が私を頼っているかってことが、ようやく分かりました!!
これは嫌味で言っているのではなく、とにかく嬉しいんです!!
だって、合図が分かりやすいってことでしょ?←ポジティブ
嬉しいんですけど皆さん・・・
とてつもないプレッシャーです、それ。(笑)
最近オケの演奏に出演できる機会がありましたが・・・
久しぶりの指揮者の「振り」が分からなくて怖くなりました(笑)
指揮者が欲しいと、切実に願った私です。
さぁ、こんな私がどうやって「SinSingSing」を乗り越えたと思いますか?
3.楽譜と同じ音源のソロをとにかく聞きこむ
ハイ・・・こんな単純なことです。
私は自称「ドラム中級者の中レベル」。←知識は初心者に近いのに自慢げ
ですから、ニューサウンズの音源を聞いてまずは「ソロ」のイメージを頭に焼き付けました。
トランペットとクラリネットの。
ドラムはほぼ「アドリブ適当にやってね~」の楽譜です。
でも、トランペットやクラリネットはソロの楽譜があります。
音源を探せばきっと、楽譜と同じものが見つかるはず。
そして8の倍数Fill in法則を入れるんです!!
さらに、Fill inの時のトランペットやクラリネットソロフレーズを覚えるんです!!
そうすることで、楽譜落ちをしても、次のFill inを入れるタイミングが分かるようになります。
私のポイントは3つ!
①Fill in1、Fill in2、Fill in3と順番づけ
②それぞれのFill inになるべく違うおかず(アドリブ)を入れる
③ドラムのソロ部分は色んなバンドのアドリブを参考に
これで、絶対上手くいくようになります!!
アマチュアならではのテンパる人にこそ、これを活用していただきたい!!
4.Fill inはどんなフレーズが良い?
ベタなものは「タタタタン、タタタタン(RLRL、RLRL)」
ハイタムとミディアムタムを使いましょう。
次のフレーズにはスネアとハイタムにしてみる、これで2つ完成です。
カッコ良くしたければ、手数を増やすべし!!
「タタタタタタ、タタタタタタ(RLRLRL、RLRLRL)」
これもハイタムとミディアムタムがベタです。
これをもっとオシャレにしたければ、右手(R)をロータム、左手(L)をハイタムとミディアムタムにするのがおすすめ!!
さらにはスネア(RL)ハイタム(RL)ミディアムタム(RL)、ハイタム(RL)ミディアムタム(RL)、ロータム(RL)
そのままロータムですから便利ですよ!
私の所属する楽団が演奏する「SinSingSing」は・・・
クラリネットソロでは、45小節あたりに強さアクセントを入れ、ソロ担当のNちゃんと合図を決めました。
このアクセントが入った〇小節後にシンバルでクライマックスだからね~と!
トランペットのAちゃんのソロにも「ここでシンバルだからね~」と!
これで無事に双方との相思相愛の掛け合いができました♪←と自負
曲の最後3小節はシンバルの後にスネア6連→スネア2連ハイタム2連ミディアム2連→両サイドシンバル同時打ち!!
か~ら~の~
LRLR(またはRLRL)シンバル&バスドラム→タムタム適当ロール→スネア「タタタタだんだんゆっくりから・・・タタッ」→両サイドシンバル&バスドラム同時打ち。
さ~ら~に~
スネア→ハイタム→ロータム→バスドラムの順で1つずつ入れて締める!!
カッコイイ~~~!!!
これで解決になる人がいるといいけど(笑)
以上!
ブログで執筆練習をしながら、天職を追い求めている・・・
そんな主婦ライターのドラタケちゃんでした♪
今日もあなたとのご縁に尊尊我無
(トウトゥガナシ=感謝)★ミ