感動のおもてなし。五感で味わう奄美の「すし碧海(あまみ)」3/3
結婚11年目の私の誕生日に、夫のサプライズで訪れた「すし碧海(あまみ)」。
そのおもてなしに感動し、久しぶりのお店レポに挑戦。
まだまだ出てくるお料理にだんだん怖くなってきた私。
料理長がいない隙に小声で「お会計大丈夫なの?」と聞いてみたら夫に笑われた。
続いてのお寿司はイカ。
↑こちらも柑橘風味でさっぱり!
↑初めて食べた煮はまぐりは、ビックリするほどトロトロ!
でももっと驚いたのは・・・
なにこのかわいいが渋滞している一品!
今日一番の「ヤバい!(ウマイ)」が声に出たイクラ。
ツヤツヤした見た目、酢飯とイクラの量と味のバランス最高!
イクラのプチプチと同時に弾ける私の笑顔!!→ドヤ顔が浮かぶ?
本当に美味しいものを食べたときって、なんか笑いが止まらない。
酢飯はシャンパンにも合うよう味のバランスを考えていると・・・どこまでも想像の上をいく料理長!!
↑こちらは北海道のウニ軍艦。島ウニと似てクリーミーだけど、臭みが少ないからとても美味しい。
ウニをシャンパンで流すなんて、贅沢過ぎる~!!
↑こちらは奄美のキハダマグロと長命草を使ったツナ風軍艦巻き。
じっくり低温調理とのことで、長命草の苦みは全く無く、ツナ風味の後味がちゃんと口に残る。
ここでやっとラストスパート!?
↑奄美の大和村(やまとそん)にある国直(くになお)という地域で採れたもずく。
お酢の味しかしないもずく酢とは全く違う「ぬめりのある海苔」そのもので、涼しげな器が料理をさらに美味しくする。
磯臭い感じも無く、後からシソの花の上品な香りが鼻を抜ける。
ちょっと食べすぎなんだけど、と思いつつ「今日は特別」に甘える自分。
この年になると太る一方でだんだん痩せなくなっていくというのに。
気にする発言を繰り返す私に料理長の優しい「修行中ですか?^^」の言葉。
料理長、見た目もイケメンですが中身もイケメンですね。
ダイエットじゃなく「修行中」というワードセンス。
お客さん、「惚れてまうやろー」になるよ。
見習え!!夫よ。
↑これも嬉しかった「甘くないだし巻き卵」
箸で持つとプルプル♡
ジューシーなお出汁と少しのお醤油であっさり味!
「おかわりありますよ」の料理長の声にすぐ飛びつく夫。
いやさっきは、煮汁のシメご飯でおかわりしましたよね?
自分を大食いのフードファイターと比較して「そんな食べない方」だと言い張る夫だが、やっぱり凄い食べっぷりに毎回聞いてしまう。
私「ねえ、本気を出したらあとどのくらい食べられるの?」
夫「丼飯3杯かな~。この卵焼きなら10個は軽くいける」
うん、やはり夫の胃袋は一般成人男性の平均よりは大きいと思う。
ここで本当のラスト。
にぎりでも紹介した薩摩甘海老の出汁で味噌汁とは、これまた嬉しいシメ!
エビ汁は最高のお味噌汁。
海老の旨味が凝縮されていて、一口すすれば体の芯まで染みわたる美味しさ。
大き目のオチョコのような器なので、お腹いっぱいの最後にはちょうど良い。
最後にお冷をもらい「最初から最後まで感動したな~」と余韻に浸る。
料理長が調理する音や香りで食欲をそそられ、カウンターでにぎりたてのお寿司を手づかみで食べ、創作にワクワク目を光らせて、初めての味や食感を楽しむ。
夫が頑張って連れて行ってくれた「すし碧海(あまみ)」は、感動のおもてなしを受け、五感で味わえる最高のお店でした!
「観光客だけじゃなく、地元の人にも気軽に来て欲しい。マナーなんて知らなくても全然アリです」
そんな気さくな料理長が営むすし碧海(あまみ)、ぜひ行ってみて欲しい!
「本土では出回らない食材を楽しく味わって欲しい」という料理長の情熱が1品1品に込められている。
こちらのお店はおまかせ寿司コースを展開していらっしゃるので予約を忘れず!
(時期によってお料理が変わるので、それも楽しめます)